禁酒377日目 今どきの若者は

年始の話題だったので今更感がありますが、このニュースが気になっていました。

 

www.zakzak.co.jp

 

女性では“お酒NG”がどの年代も4~5割ほどとなった。一方、男性では60代で“お酒NG”なのは25.0%にとどまったのに対して、20代男性は39.8%が“お酒NG”であることがわかった。

 

民間の会社がインターネットでアンケートを取っているので、結果はあくまで一面的な見方として、という感じだけど、人数を捕捉しなくとも確実に今どきの若者の酒離れがあるんだろうな。

今は自営業で若者と接する機会は少ないけど、勤めていた会社では実感として、おっさんたちと比べて若手の酒好きはあまりいなかったような。

 

 

好きなミュージシャンで若者二人


【Rei】PLAYS... Big Bill Broonzy / Hey Hey

 


iri - Night groove | Sofar Tokyo

 

Reiは24歳 iriは22歳か23歳!でこの完成度!!

ブラックミュージックを普通に消化している新時代の才能をビシビシ感じる。

 

酒を飲まない若者が増える。海外にそのままいけるような才能を持ったシンガーソングライターが何人も生まれている。

自分が若手だったころ、高々10年前と比べても時代は変わっていて、今まで存在しなかった価値観が生まれ続けているから、生きてく中で出会う新しい才能や変化への驚きはこれからもあり続けるんだろうな。

 

僕は3月で34歳になる。今どきの若者と比べればいいおっさんだけど、それでも追いつける範囲で世の中の新しいものを知り続けたい。健康で、新しいものにも気後れしないメンタルを持っていたい。

今は酔っ払って昔の仲間と懐古するよりも、新しいものと古いものの狭間で、シラフで価値を見定めたい。

 

 

10年前、自分の23,4歳の頃は高円寺で70年代のロックのLPを漁っていた。

時に吐しゃ物が長髪とブーツについたままで。

 

AT FILLMORE EAST [12 inch Analog]

AT FILLMORE EAST [12 inch Analog]

 

  このLPは聴きまくった。1月の訃報、Butch Trucksに合掌

 

禁酒368日目 ビールは

お題「断酒」

僕は数年前にタバコをやめて、現在は断酒をしている。

タバコは、やめる前には逆風だった嫌煙風潮が、いざやめてみると追い風になったのを実感した。

酒に関しては、世間的には少量の酒は健康になるといった間違った情報もいまだに氾濫しているし、飲酒文化がひっくり返る事は当分はないんだろうな。

これは考えすぎかもしれないけど、酒会社がスポンサーになっているテレビ番組で、飲酒運転の事故が取り上げられていた時に、事故の問題が飲酒運転の非難ではなくガードレール云々と言っていた事に違和感を感じた。

 

携帯で、ビールはと打ったら以下の予測変換が、

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別の日の予測変換 ちょっと違う

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これは、陰謀論

iOSのデフォルトでこれなので、ビールにはポジティブな言葉が続く事が多いのが、予測変換に蓄積されているんだろうな。世間の酒に対しての愛情は、酒をやめたからこそ根強く感じます。

欧米のように泥酔はほぼ犯罪扱い、みたいになれば今よりももっと後ろを振り返らずに走り続けられるのに。

まー、自分が変わったからといって自分の思い通りに世間が変わるわけはないよね。

 でも、変わってほしい!社会の為。なんて建前はおいておいて世界が僕の為に!!

 


Nas - The World Is Yours (Official Music Video)

禁酒365日目 禁酒一年でここまでの思うこと

酒を飲まずに1年を迎えるにあたり、ここまでの思ったことを一度振り返っておこう。

 

始める前まで、自分を意志が強いと思ったことは一度もなかった。

酒をやめることは単純な意志の強さの問題にしないで、酒を飲まなくてもいい考え方に変えることが重要に思う。

振り返ってみると、初期に「禁酒セラピー」「アルコール問答」を読んだ事は非常に有用だった。

「禁酒セラピー」に関しては、読むだけでやめられる。その根拠は、本によると実際のセラピーを受けた人ほとんどが酒をやめられている。アマゾンのレビューでもこれを読みやめられた人が多く、禁酒ブログで禁酒を継続している人も勧めている人が多い。

という客観的な事実だけ見て、内容に疑問を持たずに読むことが重要だった。これは固定観念を変化させる洗脳、自己啓発的な要素が非常に強いから。

 

飲酒は文化だから酒を飲む行為自体に意味がある、という考え方を「アルコール問答」は変えてくれた。

メソポタミア文明からビールは存在したかもしれないけど、酒の絶対数が少なかった昔は、ごく一部の貴族などを除けば産業革命前までアルコール乱用は世界に存在しなかった。アルコール依存症は近代的な病気で、日本に至ってはこの100年以内に顕在化した病気だという事だった。酒自体は、ハレの日や祭祀の道具としての文化的な意味はあれど、アルコールを日常的に摂取し続ける生活文化なんて古来より存在していなかった。

 

感情的な部分は、禁酒ブログを読み何年と継続する先輩方の初期のブログをみて、自分と重ね合わせたり、酒害を丁寧に書かれているものを読み知識をつけた。

また、ブログを始めてアウトプットするにあたり、アルコールと自分についての距離や今までの付き合い方を考えることとなり、その作業が禁酒を続ける意味を、より深める事になっていた。

この1年、当然、飲んで滅茶苦茶になりたいと思った時も、周りが酒を飲んでいる時になんで自分だけ飲めないんだろうと、逆切れするような感情を持ったことは何回もあったけど、

アルコールの害、アルコールを摂取したいと思う仕組み、依存症とは何か、という知識を持っていたので、その感情を理屈で分解する事が出来た。

酒を飲まない人生って何が楽しいの?という質問には、禁酒を始めて僕は20キロ走れるようになった。体力が下がれど上げ続けることは難しくなっていく30代以降、体力を付けていき若々しく人生を過ごす方がよくない?と逆に質問を持つように変わった。

 

それでも、自分の気持ちなんて明日にはどうなっているかわからない、という部分もまだまだある。歩いて3分の所にコンビニはある。いまだに酒を勧めてくる人もいる。

けど、その一杯を飲まないことを365日続けられた。

そんな飲まない生活を継続させるこれからの自信は、今までの継続させた時間しか与えてくれないという事が、この1年でわかった。

  

出来なくなった事も書こう。

酩酊する事がゴールの酒を飲むことが多く、泥酔してワケが分かんない状態になって脳細胞を壊す快感や、酩酊した状態で音楽を聴いたり踊ったりする事が大好きだったので、そういう選択肢は無くなった。

酩酊の中で色んな音楽の本質に触れられた事や、人と分かり合えたことが少しだけだけどあったと思う。そんな想い出や体験は、自分を構成しているパーツなのは間違いない。

でも、酒をのまない生活に変わったのなら出来ない選択肢も出てくるものなんだと、1年過ごす中で気が付けば割り切っていた。

  

去年は何をしていたかと思い巡らせても、どの季節にも酒がなかった日々が始まる。

明日からようやくビギナーを抜け出せるかな。気負いすぎずこの最初の1年の気持ちを忘れず、自分なりの生活を続けていきたい。

 

 

最後に、アクセス解析を見るとこんな末端のブログにだって、「禁酒」なんてキーワードから辿り着いた人がいる。

もしも酒をやめたい人がこのページを見てくれていれば、ほんの1年酒をやめただけの自分だけど伝えたい。

今少なくとも365日分を僕は先に進んでいるけど、そちらが10000日を迎えた頃には、365日分なんて誤差の範囲でしかない。

不確かな自分を持て余している事も、この先少なくなれど完全に無くなる事はないと思う。

そう見たらお互いの状況は同じ。

 

 

飲まない生活を始めるなら、変わろうとするなら、一緒に頑張りましょう。

 


RC Succession Wakattemoraerusa 1976.12.1

 

この歌の良さが いつかきっと君にも
わかってもらえるさ
いつか そんな日になる
ぼくら何もまちがってない
もうすぐなんだ

気の合う友達って たくさんいるのさ
今は気付かないだけ
街で すれちがっただけで
わかるようになるよ

いつか君にも会えるね
うれしいしらせを
持っていってあげたいんだ

 

 

清志郎の歌が40年経って届くこともある。

酒をのまない生活もいつかわかってもらえるさ。

禁酒319日目 My Record of The Year 2016

今年の2月に酒を止めてから、夏前まではよく職場の近くの韓国家庭料理屋へ行った。

韓国料理、タイ料理、ベトナム料理、朝鮮族料理、酒を飲まないで飲み屋に行くのなら、自分にとって馴染みのない料理を食べてみたいと、今年はそういう好奇心が生まれた年だった。

その韓国料理屋に行った時、同じ曲がバージョン違いで2時間以上流れていた。

頭に残ってしまって次の日検索して、この曲はなんていうか、ダサくてカワイくて中毒性があるっていうか、一時期凄い聞いていた。

 


[MV] GIRL'S DAY(걸스데이) _ Ring My Bell(링마벨)

 

アイドルソングも日本語ヒップホップも、賛否両論分かれやすい特殊な音楽という事では同じだから、どちらかのジャンルが好きなのであれば、偏見を持たずに両方同じ様に聴くべきだと、あるラッパーの意見に若い頃影響されたけど、歌詞が耳に障って、アイドルソングは一音楽として聴けなかった。

K-POPは先入観を持たずに聴くと、似たような文化圏の馴染みやすい曲調だけど歌詞がわからないので、純粋に歌と音を聞いてポップスの楽しさを思い出させてくれる。

熱心に聞いていきたいジャンルではないけど、K-POP自体は音楽性が高いものも多いので、ファンが多いのも分かる。

 

今年もISがニュースによく登場した。酒を飲まなくなって出来た時間でイスラム教のことを調べたり、9月にイスラム圏に行ってから、アラブの文化圏に興味が出てきた。

先月にこのミュージシャンを見付けてから、出かける度に聞いている。

 


Acid Arab - "Sayarat 303"

アラブ系フランス人のユニットなのかな

現行のクラブミュージックの音作りと土台に、オリエンタルなメロディーが入る

 

MUSIQUE DE FRANCE

MUSIQUE DE FRANCE

 

 

ヨーロッパとアラブの衝突がそれぞれの国で起きているけど、

こういう音楽を聴くとボーダーレスになっていく世界の過程で、新しい価値観を持った融合文化が生まれていると感じる

このアルバムは、2016年発売された中の今年の一枚だったと記憶しておこう。

 

音楽も料理も色んな価値観を受け入れられていた方が、人生絶対楽しいでしょ

酒を止めた事がそういう間口を広げる事になるなんて、始める前は思いもつかなかったな

 

そんな今年のあと何日か、それと1月一カ月、酒を飲まずに過ごせば禁酒1年が見えてくる

皆様においても、酒がなくとも余裕で楽しい年末年始を過ごされるよう願っています。

 良いお年を

 

禁酒306日目 バビロンシステム

時事問題を語るには無知無学なので、ブログでは個人的な話しか書けなかったけど、

依存症に悩む一人として、書きたいことがある。

 

 所謂カジノ法案が、早ければ明日にも可決する見込みだという。

僕はタバコ、酒の依存で悩み、程度は軽いけどパチンコにはまった事もある。

止めたくても止められないと悩んだ時にも、それらはすぐ手に届くところにあり、現在はそれなりの決意を持って遠ざけ、知識を付けて、環境を変えて止めている事を継続している。

でも、明日いきなり再開してもおかしくないし、いつでも再開できる環境がある。

カジノ、覚醒剤にはまらなかった違いは何かと言えば、違法だという事で、物理的にも心理的にも手に入る状態ではなかった、というだけにしか思えない。

 

 そのカジノが、自分の住んでいるこの国に出来る事になりそうだ。

カジノが出来ることの一番の目的に、彼らが見込んでいる経済効果がある。外国で成功している事例や、観光客の使う金額から試算するのだろう。

でも、マカオ、シンガポールでは中国語が対応出来るから中華系の富裕層が金を落とし、アメリカで成功しているカジノは、ブランド力と英語圏の人たちが遊べて集客が出来るから、自国民以外の人が多く金を使うんだろう。

では、この日本語単一言語の国でカジノを開くとして、その見込んでいる経済効果は、一体幾らを海外の人が使う金額として試算しているのだろうか。実際には日本に住む人の金を幾らまでターゲッティングしているのだろうか。外国の人が遊べるレジャーを充実させると言いながら、釣り針が実はこっちを向いているように見えてならない。

 

 ギャンブル依存症の事もケアしてますよ。

と、政府はお題目を発表する。

大きな産業になるからカジノに興味を持たせるために、美男美女がテレビや雑誌で楽しく紹介して、イケてるといわれる若い子達が、広告会社から金をもらってSNSで広める。

欲を刺激されて心理的なハードルも下がり、カジノに通い、結果抜き差しならなくなった庶民は、はまったあなたが悪いんだとあしらわれる。そんな、酒とタバコで通ってきた道と同じになると思えてならない。

 

パチンコや公営ギャンブルの依存症と、携帯ゲームで課金する人まで含めた潜在的ギャンブル依存症を合わせた人数は、すでにもう何百万人といるだろう。これに加え公営カジノが出来れば、カジノ依存症が誕生して、本人は悩み、家族は傷つき、周りも困るだろう。

でもそういう状況を生み出したのは、依存症の理解がない社会では、他のギャンブル依存症同様に、システムではなく個人の問題という事になる。

サイコアクティブ物質やギャンブル、ポルノは、脳内に直接作用するから、依存する人、しない人という体質や性格の個人差ではなく、使用している以上誰もが依存形成の途中にいて、程度の差でしかないのにも関わらずに。

この入り口が出来る事で、日本に住む1億2千万分の何人かでも、新たに確実にぶっ壊れる人達がいるんだ。

30代にもなれば、家族や恋人や大切な友人と、穏やかな日常を過ごせることが一番の幸せだとわかる。自分たちの住んでいる国のトップが、その価値観を壊す事を積極的にやっている。

  

一方で、外国で普通に存在しているレジャーくらい受け入れる社会の余白はあってもいい、という考え方も非常にわかる。

でも酒の依存性の面でさえ正しい情報が伝わっていないこの国で、依存症と表裏一体のレジャーを、正しくコントロールができるとは思えない。1缶飲み干せば適量のアルコール量を超える缶チューハイが、ジュースより安く売っている国だよ?

 

レゲエを凄い聞いていた若い頃にバビロン、バビロンと口走っていたけど、金を稼いだり社会で生活をする以上、自分もその一部だと当たり前のことに気付いて、恥ずかしくて言わなくなった。

でも、欲を焚き付け、人の幸せを壊してまで利益を追求するこの法案は、バビロンシステムだとはっきりと言える

 


Babylon System- Bob Marley

 

禁酒298日目 シャドーボクシング

覚醒剤で捕まったミュージシャンが、一見まともに電話応答しながらも、組織的なストーキングを受けている主張をしている映像が放送された。

1度目の逮捕後に、ミュージシャンとしての半生をブログで公開したものを読んだ。凄く力のある、読ませる文章で書いてあって内容が面白かったけど、見えない敵が現れてきた部分から様子がおかしくなっていた。それはそれで別の面白さがあったけど。

今回の逮捕でも妄執的な話をしている様子で、思考回路が壊れてしまっているのだろう。治るかどうかはわからないけど、何を考えても行き着く先は「恐怖」の、地獄の思考にいると思う。

 

SPEEDスピード

SPEEDスピード

 

 SPEEDで著者が壊れていった経過はリアルだった。

鳴りやまない耳鳴りに、宇宙からの電波を受信して、権力に監視され続けているという妄想を、正常と異常の間とユーモアで書いていた

中島らもの今夜すべてのバーでにもパラノイアシーンが書いてあった。

内臓や家庭が壊れるのは恐ろしい事だけど、脳が壊れるのがサイコアクティブ物質の最悪な部分だな。他人からは見えないし。

自分も酒をやめてから、変な勘ぐりや誇大妄想的なところが減ったと思う。

それは検査の数値なんかでは見えない事だけど、自分の中にしかいない敵を作り出して疲れていた時よりは今は快適に過ごせています。

 

僕はオカルト、陰謀説が好きなほうだ。

CIAの陰謀とかUFOとか、自分と全く関係ない世界だから確かめようもないので、虚実皮膜な所に興味がある。事実かどうかは割とどうでもいい。

こんな考え方もあるのか、程度にしかのめりこんでいないつもりだけど、聞きかじったその手の話を人に話してしまう自分は、他人からどう見られているのかな

 

最近植物を少しだけ買った。

多量の電磁波が飛び交う空間で植物が吸収してくれるという事と、

現代は酸素が少なくなっているので、低酸素対策で家に置くことにした。

という理由は半分オカルティックな冗談が入っているけど、WEBで探すと大真面目に書いてあるサイトにヒットする。あながち馬鹿には出来ないなと虚実の狭間に答えは出ない

見えない電波や空気の本当のところは、ビッグブラザーにしかわからない

 

 

 


The Jimi Hendrix Experience - All Along The Watchtower (Official Audio)

 

 

禁酒280日目 スーパームーンじゃなくてYELLOW MOON

酒を飲んでいた時に、コアなファンのいる酒の味がある時分かった瞬間が、自分のフィジカルに新しい感覚を見せてくれたようで楽しかった。

音楽も同じようにずっと何かのジャンルを聞き続けて、ある時入り口が見えた時の面白さはそれに通じるものがあると思う。

ラフロイグの甘さを感じた時や、BOB MARLEYの「LIVE」を何十回も聴いてBurnin' And Lootin'のリズムの行間を感じた時は今でも覚えている。

 

この曲は最近の自分にとっての発見で、今聞きたい音どんぴしゃな感じがする。

ブラックミュージックとアメリカンロック、ハウスミュージックを通っていなかったら、自分にクリックしなかったかもしれない。

結構有名な曲みたいだけど最近まで知らなかった。

WEBの均一化で音楽は消費される一情報となってしまっているけれど、

古今東西の無限とも思える選択肢があるからこそ自分の気持ちを鷲掴みにする音楽がたくさんあり、

出会いを求めて情報の波間の音楽を探し続けていきたいなと改めて思った

 


Yellow Moon - Neville Brothers

 

 

繋ぐならこの一曲


Dixie Chicken , Little Feat , 1973 Vinyl

踊る感じでLittle feat