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禁酒319日目 My Record of The Year 2016

今年の2月に酒を止めてから、夏前まではよく職場の近くの韓国家庭料理屋へ行った。

韓国料理、タイ料理、ベトナム料理、朝鮮族料理、酒を飲まないで飲み屋に行くのなら、自分にとって馴染みのない料理を食べてみたいと、今年はそういう好奇心が生まれた年だった。

その韓国料理屋に行った時、同じ曲がバージョン違いで2時間以上流れていた。

頭に残ってしまって次の日検索して、この曲はなんていうか、ダサくてカワイくて中毒性があるっていうか、一時期凄い聞いていた。

 


[MV] GIRL'S DAY(걸스데이) _ Ring My Bell(링마벨)

 

アイドルソングも日本語ヒップホップも、賛否両論分かれやすい特殊な音楽という事では同じだから、どちらかのジャンルが好きなのであれば、偏見を持たずに両方同じ様に聴くべきだと、あるラッパーの意見に若い頃影響されたけど、歌詞が耳に障って、アイドルソングは一音楽として聴けなかった。

K-POPは先入観を持たずに聴くと、似たような文化圏の馴染みやすい曲調だけど歌詞がわからないので、純粋に歌と音を聞いてポップスの楽しさを思い出させてくれる。

熱心に聞いていきたいジャンルではないけど、K-POP自体は音楽性が高いものも多いので、ファンが多いのも分かる。

 

今年もISがニュースによく登場した。酒を飲まなくなって出来た時間でイスラム教のことを調べたり、9月にイスラム圏に行ってから、アラブの文化圏に興味が出てきた。

先月にこのミュージシャンを見付けてから、出かける度に聞いている。

 


Acid Arab - "Sayarat 303"

アラブ系フランス人のユニットなのかな

現行のクラブミュージックの音作りと土台に、オリエンタルなメロディーが入る

 

MUSIQUE DE FRANCE

MUSIQUE DE FRANCE

 

 

ヨーロッパとアラブの衝突がそれぞれの国で起きているけど、

こういう音楽を聴くとボーダーレスになっていく世界の過程で、新しい価値観を持った融合文化が生まれていると感じる

このアルバムは、2016年発売された中の今年の一枚だったと記憶しておこう。

 

音楽も料理も色んな価値観を受け入れられていた方が、人生絶対楽しいでしょ

酒を止めた事がそういう間口を広げる事になるなんて、始める前は思いもつかなかったな

 

そんな今年のあと何日か、それと1月一カ月、酒を飲まずに過ごせば禁酒1年が見えてくる

皆様においても、酒がなくとも余裕で楽しい年末年始を過ごされるよう願っています。

 良いお年を

 

禁酒306日目 バビロンシステム

時事問題を語るには無知無学なので、ブログでは個人的な話しか書けなかったけど、

依存症に悩む一人として、書きたいことがある。

 

 所謂カジノ法案が、早ければ明日にも可決する見込みだという。

僕はタバコ、酒の依存で悩み、程度は軽いけどパチンコにはまった事もある。

止めたくても止められないと悩んだ時にも、それらはすぐ手に届くところにあり、現在はそれなりの決意を持って遠ざけ、知識を付けて、環境を変えて止めている事を継続している。

でも、明日いきなり再開してもおかしくないし、いつでも再開できる環境がある。

カジノ、覚醒剤にはまらなかった違いは何かと言えば、違法だという事で、物理的にも心理的にも手に入る状態ではなかった、というだけにしか思えない。

 

 そのカジノが、自分の住んでいるこの国に出来る事になりそうだ。

カジノが出来ることの一番の目的に、彼らが見込んでいる経済効果がある。外国で成功している事例や、観光客の使う金額から試算するのだろう。

でも、マカオ、シンガポールでは中国語が対応出来るから中華系の富裕層が金を落とし、アメリカで成功しているカジノは、ブランド力と英語圏の人たちが遊べて集客が出来るから、自国民以外の人が多く金を使うんだろう。

では、この日本語単一言語の国でカジノを開くとして、その見込んでいる経済効果は、一体幾らを海外の人が使う金額として試算しているのだろうか。実際には日本に住む人の金を幾らまでターゲッティングしているのだろうか。外国の人が遊べるレジャーを充実させると言いながら、釣り針が実はこっちを向いているように見えてならない。

 

 ギャンブル依存症の事もケアしてますよ。

と、政府はお題目を発表する。

大きな産業になるからカジノに興味を持たせるために、美男美女がテレビや雑誌で楽しく紹介して、イケてるといわれる若い子達が、広告会社から金をもらってSNSで広める。

欲を刺激されて心理的なハードルも下がり、カジノに通い、結果抜き差しならなくなった庶民は、はまったあなたが悪いんだとあしらわれる。そんな、酒とタバコで通ってきた道と同じになると思えてならない。

 

パチンコや公営ギャンブルの依存症と、携帯ゲームで課金する人まで含めた潜在的ギャンブル依存症を合わせた人数は、すでにもう何百万人といるだろう。これに加え公営カジノが出来れば、カジノ依存症が誕生して、本人は悩み、家族は傷つき、周りも困るだろう。

でもそういう状況を生み出したのは、依存症の理解がない社会では、他のギャンブル依存症同様に、システムではなく個人の問題という事になる。

サイコアクティブ物質やギャンブル、ポルノは、脳内に直接作用するから、依存する人、しない人という体質や性格の個人差ではなく、使用している以上誰もが依存形成の途中にいて、程度の差でしかないのにも関わらずに。

この入り口が出来る事で、日本に住む1億2千万分の何人かでも、新たに確実にぶっ壊れる人達がいるんだ。

30代にもなれば、家族や恋人や大切な友人と、穏やかな日常を過ごせることが一番の幸せだとわかる。自分たちの住んでいる国のトップが、その価値観を壊す事を積極的にやっている。

  

一方で、外国で普通に存在しているレジャーくらい受け入れる社会の余白はあってもいい、という考え方も非常にわかる。

でも酒の依存性の面でさえ正しい情報が伝わっていないこの国で、依存症と表裏一体のレジャーを、正しくコントロールができるとは思えない。1缶飲み干せば適量のアルコール量を超える缶チューハイが、ジュースより安く売っている国だよ?

 

レゲエを凄い聞いていた若い頃にバビロン、バビロンと口走っていたけど、金を稼いだり社会で生活をする以上、自分もその一部だと当たり前のことに気付いて、恥ずかしくて言わなくなった。

でも、欲を焚き付け、人の幸せを壊してまで利益を追求するこの法案は、バビロンシステムだとはっきりと言える

 


Babylon System- Bob Marley

 

禁酒298日目 シャドーボクシング

覚醒剤で捕まったミュージシャンが、一見まともに電話応答しながらも、組織的なストーキングを受けている主張をしている映像が放送された。

1度目の逮捕後に、ミュージシャンとしての半生をブログで公開したものを読んだ。凄く力のある、読ませる文章で書いてあって内容が面白かったけど、見えない敵が現れてきた部分から様子がおかしくなっていた。それはそれで別の面白さがあったけど。

今回の逮捕でも妄執的な話をしている様子で、思考回路が壊れてしまっているのだろう。治るかどうかはわからないけど、何を考えても行き着く先は「恐怖」の、地獄の思考にいると思う。

 

SPEEDスピード

SPEEDスピード

 

 SPEEDで著者が壊れていった経過はリアルだった。

鳴りやまない耳鳴りに、宇宙からの電波を受信して、権力に監視され続けているという妄想を、正常と異常の間とユーモアで書いていた

中島らもの今夜すべてのバーでにもパラノイアシーンが書いてあった。

内臓や家庭が壊れるのは恐ろしい事だけど、脳が壊れるのがサイコアクティブ物質の最悪な部分だな。他人からは見えないし。

自分も酒をやめてから、変な勘ぐりや誇大妄想的なところが減ったと思う。

それは検査の数値なんかでは見えない事だけど、自分の中にしかいない敵を作り出して疲れていた時よりは今は快適に過ごせています。

 

僕はオカルト、陰謀説が好きなほうだ。

CIAの陰謀とかUFOとか、自分と全く関係ない世界だから確かめようもないので、虚実皮膜な所に興味がある。事実かどうかは割とどうでもいい。

こんな考え方もあるのか、程度にしかのめりこんでいないつもりだけど、聞きかじったその手の話を人に話してしまう自分は、他人からどう見られているのかな

 

最近植物を少しだけ買った。

多量の電磁波が飛び交う空間で植物が吸収してくれるという事と、

現代は酸素が少なくなっているので、低酸素対策で家に置くことにした。

という理由は半分オカルティックな冗談が入っているけど、WEBで探すと大真面目に書いてあるサイトにヒットする。あながち馬鹿には出来ないなと虚実の狭間に答えは出ない

見えない電波や空気の本当のところは、ビッグブラザーにしかわからない

 

 

 


The Jimi Hendrix Experience - All Along The Watchtower (Official Audio)

 

 

禁酒280日目 スーパームーンじゃなくてYELLOW MOON

酒を飲んでいた時に、コアなファンのいる酒の味がある時分かった瞬間が、自分のフィジカルに新しい感覚を見せてくれたようで楽しかった。

音楽も同じようにずっと何かのジャンルを聞き続けて、ある時入り口が見えた時の面白さはそれに通じるものがあると思う。

ラフロイグの甘さを感じた時や、BOB MARLEYの「LIVE」を何十回も聴いてBurnin' And Lootin'のリズムの行間を感じた時は今でも覚えている。

 

この曲は最近の自分にとっての発見で、今聞きたい音どんぴしゃな感じがする。

ブラックミュージックとアメリカンロック、ハウスミュージックを通っていなかったら、自分にクリックしなかったかもしれない。

結構有名な曲みたいだけど最近まで知らなかった。

WEBの均一化で音楽は消費される一情報となってしまっているけれど、

古今東西の無限とも思える選択肢があるからこそ自分の気持ちを鷲掴みにする音楽がたくさんあり、

出会いを求めて情報の波間の音楽を探し続けていきたいなと改めて思った

 


Yellow Moon - Neville Brothers

 

 

繋ぐならこの一曲


Dixie Chicken , Little Feat , 1973 Vinyl

踊る感じでLittle feat

 

禁酒261日目 Take FiveのかっこいいTake

1年の7割以上飲まずに過ごせた。もう酒の事なんか乗り越えられたな

と思っていた何時間後にはふと少し飲みたくなったり

自分のどこかの時間、タイミングだけを切り取ったらまだまだ分かんないもんだなと思っています。

自分の感情なんて当てにならないなと思う反面、ここまで禁酒を続けられているのは多少なりとも意思を持てているのかな。

 

最近の新譜で備忘録として

  思い出補正込みでCome Away With Meは超えられないけど、NORAH JONES全アルバム中2番目に好きになったアルバム。凝りすぎていないのがいい感じで聴ける。


Norah Jones - Carry On

DAY BREAKS

DAY BREAKS

 

 このアルバム知る前までは知らなかったけど、90's後半~00年代前半のR&Bになじみがある人にはその頃の雰囲気を感じれて、加えて今っぽい感じが聞いていて楽しいような。

あ、ビヨンセの妹なのか


SOLANGE - CRANES IN THE SKY (OFFICIAL VIDEO)

A Seat at the Table

A Seat at the Table

 

  語れるほどには知らないけど、VAN MORRISONJAMES TAYLORは秋に聴くのが好き。

このアルバムは抑えめだけど力強い感じで全曲かっこいい。歌詞は全くチェックしていないので、どういう事を歌っているのかな


Van Morrison - Every Time I See A River

KEEP ME SINGING

KEEP ME SINGING

 

 

最近エスニック料理がかなり好きになってきた。

いってもまだタイとかベトナムとか朝鮮族とかの料理だから、

イスラム圏の料理をいろいろ食べてみたいな。彼ら酒飲まないわけだから

 

 

 

タブラがかっこいい


Sachal Studios' Take Five Official Video

 

禁酒214日目 禁酒7ヶ月目でここまでの変化など

禁酒の方向性づけてくれた禁酒セラピーを見直して、やっぱりこの本がきっかけだった自分は卒酒とか断酒ではなくて、禁酒がしっくりくるなと思っています。

禁酒セラピーは最初何回か読んだ時に、酒を飲むことに利点は全くないという考え方を頭に定着させた感じでそれはそれで大事だったんだけど、

時間をおいて見直してみると、著者が禁酒を継続することで若々しく朝が目覚められる事を実感していて、

健康な体と精神が困難やストレスに対処できると書いている事にこれは大事な事だなと再認識をしました。非常に影響を受けています。

指示その2  自分の決断を絶対に疑わないことー失うものは何もないのだから

これも事ある毎に頭に浮かぶ。

 

 

禁酒60日目 酒のない2ヶ月 - 今日ものまない

最近の禁酒の記録を

 

・ 運動

ボクシングをスタートさせる、というのをまだ始めてないのはいかんなー

と思い続けて夏が終わってしまっているけど、これは生活が落ち着くまでちょっとペンディング

ジョギングは続けていて、夏もポケモンたちで溢れ返る公園を走った。

筋トレも朝一ジムという生活習慣にしたので、マシンの順番待ちもなく快適に筋トレができている。

31インチのパンツがムチムチしていた頃から29インチのパンツが緩いというところまで来たので、3年でウエストがマイナス8cmくらいになった。

腹回りに関しては、ここまで痩せたのは20歳の頃以来かもしれない。

相変わらず走ればキツいし運動疲れがサクッと抜けるって感じもないので、33歳なりの運動ペースでぼちぼちやっていければというスタンスで

 

・ 生活リズム

今は朝に週3ジョギング、週3マシーンというスケジュールでいるので、朝はやく起きて夜できるだけ早めに寝るリズムにしている。

夜遅くまで起きていてもポジティブな考えが浮かばなくなるので、朝早く起きて運動してすぐ仕事に入る、、というのが理想だけど自営準備始めたばかりの自分には朝一から取り掛かることもあまりないので、今はリズムを保つことを目標にしている。

食事は朝起きてパンを食べて昼食べて、夜食べたり食べなかったり、というのを無理せずにやる。

 

・ 酒を飲みたいか

今月末までは有給となり、毎日が日曜日!

という状況であれば以前の自分なら結構な量を飲んでいたと思うけど、それは今はないのは当然として、頭では理解しているんだけど、飲んじゃえば余った時間が埋まるな、とか考えてしまう自分もいる。稀にだけど。

退社にあたって内々で何回か送別会を開いてもらい、最後くらい飲んじゃえばと言われて正直揺らいだ、

でも酒を飲んだところで、生まれる連帯感なんてその場一瞬のことで次の日には消えて無くなるし、酒をやめてから最後まであいつは飲まなかったな、と言われて別れた方がここまでやり通している甲斐があったっていうもんなんで飲まなかった。

これからは安定的な収入がないという今までとは違う質のストレスに晒されるわけで、ネガティブな考えに支配されずに十分な体力で仕事にあたっていかなくてはいけない。

それって大人としてすごい当たり前の事だけど、健康や心の健康は気持ちの持ち方変えないと日々の慣れでどんどん失われていきますよね、そういう人は沢山見てきたし自分もそうだった。

 

・ 金銭面

今回自営を始めたきっかけの一つに、酒を飲まない生活を続けた事で自分の生活コストが見えてきた事がある。恥ずかしながら33歳で

今までは1ヶ月に何回飲みに行くか、飲みやタクシーでいくら使うかわからなかったから、給料日までに金が余れば飲みに行く回数が少なかった事と買い物をあまりしなかったくらいの認識だった。

この7ヶ月飲み屋には結構な回数行ったけど、自分のコントロールできる範囲での出費だったし、飲みに付随する栄養ドリンクとかまっったく買っていない、胃薬とかも

そして病気もしていないので病院代もかかっていない。

ウコンとかヘパリーゼとか視界に入らなくなったな。プロテインコンドロイチンは飲んでるけど。

 

ビールや酎ハイに対して距離をおく気持ちを持っていたので、夏は思ったより平気でした。飲んでも脱水症状が起きるというイメージが頭に植え付けられているので、水分補給と逆のことしちゃダメでしょ、みたいな。

今月末は飲まなくなって初めての旅行で、来月は飲みプレッシャーが強めな飲みがあり、これを乗り越えれば年末が見えるかな。

 

テレビ見てて、懐かしかっこいい曲だなあと思った

懐かしアーバン感 × 今っぽい良アレンジ 

最近変なメガネ流行ってるし80'S〜90'S前半感というのがいいのかな


Suchmos "STAY TUNE" (Official Music Video)

禁酒202日目 THA BLUE HERB という存在

録り溜めておいたパイレーツロックという映画を見た。

10代の頃悶々とロックを聴いていた人には必見の素晴らしい映画だった。

音楽系映画では僕のTOP5の4位に来ました。ロック好きはぜひ。

TOP5

1位 クレイジーハート

2位 ヒューマントラフィック

3位 ハイフィデリティー

4位 パイレーツロック

5位 あの頃ペニーレインと

バクマンも良かった。最近「日本で一番悪いやつら」「葛城事件」「シンゴジラ」と見に行ったけどどれも良かった。邦画最近面白いですよね。

 

 

酒をやめて運動している、というとストイックなんだね。

というような事を言われる事が多いけれど

いやいや、そのストイックという言葉は彼らの差す言葉とは全然違うから違いますよ

という事を思う。

 今の30代にとって日本語ラップというのは特別なジャンルだと思う。

小学生の頃DA・YO・NEと今夜はブギーバックが一斉を風靡して、m.c.a.tやグローブのラップがチャート番組やコンビニで掛かりまくっていた。

一方でアサヤンに様子の違う集団が出ていたり、夜中ラジオを聴いているとブッダブランドと名乗る英語混じりの日本語のラップが流れていたりしていた。

Dragon Ashが流行りだして、格好いいラップというのが認知されだして、ZEEBRAが悪そうな奴は大体友達という最強のパンチラインを残したことで世間一般にラップ表現の奥行きが広がった。

CDの視聴ができない当時、有名だというだけでラッパー達のCDを買い、ピンとこなくてもこれは自分の聞き方が違うのかなー、もう少し年取ればわかるようになるのかなーとか思いつつもたまに地元のクラブに行って遊んだりしていた。

NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDなんかのラッパー達が雑誌に載って音源も格好いいみたいに思っていた当時には東京のシーンが全てだと思っていた。

THA BLUE HERBというグループの名前は雑誌やタワレコで知っていた。

彼らの音源を聴き始めてから今年で14年目になる。

初めて聞いた1stアルバムで彼らはこう言った

行動の前に諦めの言葉を書き溜めちまってるような奴は針を上げてくれ
ココで俺たちは今までお前に言わなかった事や
今迄お前に言えなかった事 とにかく言いたい事全て言い切る
全ての音楽に感謝を捧げながら
あえてスタンツブランツヒップホップのスタンスでルネッサンスを起こすんだ

 

生まれた国や、住んでる街や、コネが勝敗を分けることは何度もあるだろう
だがな覚えとけ俺達は、北の片隅で仲間を集めて愚痴を並べて
そんな身の上を酒で流すような真似はしない
北の本物は言い訳や負け惜しみを堪えてやるべきことをやるんだよ

 

ラップはとにかく他のラップとは違うし、トラックは訳わかんないけどヤバい雰囲気がブリブリしているという引っ掛かりからハマりだして、聴き込んで聴き込んで気付けば彼らの言う札幌、平岸まで行き札幌の地下のクラブまで辿り着いていた。その北海道の旅から自分にとって札幌が特別な街になった。

彼らの音源は他のミュージシャンとは一線を画す内容だった。

MCのBOSS THE MCはネパールの路上の売人の物語や、自分達の売れない時代を宮沢賢治の詩と重ね合わせ、マヤコフスキーの革命の詩から着想を得て、時にイデオロギーの対立や歴史をラップして、ハウスミュージックで踊る絶頂の瞬間を描写する、そしてベースに歌っていることはHIPHOPのルールで勝ち上がり方や生き方を歌っている。

という。20歳頃の自分では内容が巨大すぎて、理解するという事では聴ききれていなかったけど、若い頃自分探しの真っ最中には、ともかく、音源を聴きまくった。

彼らは自分達の立ち位置を行くも地獄引くも地獄の泥沼と定義して、足掻き、挑み、探すだけだと歌う。

異端と言われていた彼らがストイックに自分たちと自分たちが目指す音楽に挑み続け、果てしない練習を経て、最近のワンマンのライブでは3時間弱ラップして、出音、ライト、PAノーミスでやり遂げる。

14年前に有名だったラッパー達はごく一部を除いて表舞台から姿を消していった。

ショービジネスは上がり下がりの激しい業界だけど、彼らは評価を高め続け生き残っている。異端な音楽が長い時間と努力を経てその業界の中に居場所を作り確固たるポジションを確立したのをリアルタイムで見た。

 

最初に聴き始めた頃から芯はブレずにやるべく事をやり、やるべき事をやるかやらないかは自分次第だと訴える

今回の酒を止めた事や、脱サラ、自分の中での挑戦をしようとする時に彼らが発してきたメッセージやフレーズが頭に湧き上がる

 

 きれい事だけじゃ続けられねえ まぐれは何度も起こるわけねえ

空きっ腹じゃチャンスは待てねえ 暮らしは続く明日は果てねえ

明後日になればこのはした金は跡形もなくただ消え去るだけさ

伊達や酔狂お遊びはやめだ あがき 挑み 探すまでさ

 

 

16年前の夏、彼らはここにいた。


THA BLUE HERB